こんにちは、東京にある水玉バッグ&ファッション雑貨の「Accent Color(アクセント・カラー)」の望月です。
ここのところ、何かと騒がしいヘンリー王子&メーガンさん夫妻ですが、
オバマ元大統領夫人、ヘンリー王子夫妻にもチクリ!? 英王室の確執に中立な意見
わたくしは、もし、現在の国王であるエリザベス女王(エリザベス2世)の妹・マーガレット王女がまだご存命だったら、離婚歴が有り、かつ、主役でありたいタイプにもかかわらず(なんせ女優さんですからね)、「No.2」に嫁いだメーガンさんに、どんな言葉をかけるだろうか、と思ってしまいました。
マーガレット王女とは
イギリス王室・エリザベス2世の妹(2人姉妹)。離婚歴のある男性との結婚を猛反対されて泣く泣く諦めたり、気質としては姉・エリザベスよりも「主役」向きだったのにもかかわらず、次女であったがために「No.2」に甘んじねばならないことに非常に苦悩した人。華やかなルックスの持ち主で、映画「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーン演じる王女のモデルになった人物とされている。2002年71歳で他界。
このマーガレット王女と、その前の、離婚歴のある女性のために王位を放棄して非難ごうごうだったエドワード8世にまつわるしんどい過去の経験が、イギリス王室に離婚歴に対する免疫をもたらしました。
そしてメーガンさんの離婚歴が、ヘンリー王子との結婚時に大した問題にならなかったのは、この過去の経験のおかげと言っても過言ではありません。
エドワード8世とは
離婚歴のあるアメリカ人女性ウォリス・シンプソンとの結婚のために、1年足らずで退位した元英国王(戴冠式すら行っていない)。ちなみにこの騒動のせいで、彼の弟アルバートはジョージ6世として唐突に即位せざるを得ず、重圧から吃音症などに悩まされ(映画「英国王のスピーチ」でも描かれています)、56歳という若さで病死。それに伴いジョージ6世の長子だったエリザベスは、25歳という若さでエリザベス2世として即位します(エリザベス2世が国王在位歴代最長記録を更新しているゆえんはこの辺りに起因しています)。
また、黒人にルーツを持つメーガンさんは、未来のイギリス王室(&イギリス国内)の人種問題のハードルを、今よりも更に下げるキーパーソンになり得るかもしれない人物です。
しかし現時点での振る舞いは、過去の「離婚」で犠牲になってきたロイヤルファミリーの歴史に対する敬意はゼロで、単にヘンリー王子を人質にとって、遠く離れた場所から言いたい放題言ってるだけのようにも見えてしまってるのが非常に残念です。
相手が誰であれ、言いたいことをはっきりと言うのは決して悪いことではないですが、打ち出し方が下手だと、妙な憶測やいらぬ憎悪を生む原因になります。
そういったことを避けて、自分の主張を理解してもらったり、味方(含む・世論)を増やしていきたのであれば、もうちょっと優秀な広報担当をつけるなりして、プレゼンテーションの仕方を考えるべきです。
そういう意味において、メーガンさんは、相当不器用な人なんだろうな、という印象を抱きました。
というか、もっと器用で立ち回りの上手い人なら、ハリウッドでももっと成功していただろうし、そもそも(いろんな因習にがんじがらめの)ヘンリー王子と結婚すらしなかったかも?!
本当のメーガンさんがどんな人なのかは知る由もありませんが、つくづく、プレゼン能力(=自分の考えに共感してもらう力)って大事だな、と思った次第です。
そしてこれは遠い国のセレブリティたちのみにかかわらず、わたくしたちのような庶民にとってもとても重要なポイントです。
日常的に、家族や友人、仕事仲間と意思疎通を図る上で、どうやったら自分の思いが伝わるか、伝わるだけでなく、理解を得て、協力などを得る事ができるか、は、この伝える能力にかかっているからです。
昨今はLINEやメールなど、テキストで「証拠」が残ってしまう時代ですので、以前にも増して、どうやってプレゼンしていくか、は考える必要が出てきています。
メーガンさんの一連の騒動を見て、改めてこの点については考えつつ、試行錯誤していきたいな、と思った今日この頃です。
ちなみにわたくしのイギリス王室にまつわるあれこれは、すべてドラマ「ザ・クラウン」から仕入れたものになります。
度肝を抜かれる規模のセットや衣装など、スマホでちまちま見るのが勿体無い世界観が画面いっぱいに繰り広げられています。
かなり忠実に再現されているというファッションを見るだけでも楽しいので、オススメです。
東京・水玉バッグ&ファッション雑貨の店
「Accent Color(アクセント・カラー)」
オーナー 望月沙織