2020年オンラインクリスマス会の際、「1万円のシャツ。」主宰の萬LINK・古本舞さんがご紹介くださったのは、コロナ禍のステイホーム期間中に話題になった韓国ドラマ「梨泰院クラス」でした。
古本さん
「日頃は流行り物に疎い私ですが、自粛期間中はご多分に漏れず、NETFLIXで梨泰院クラスにハマった口です。韓国の映画作り、テレビドラマ、バラエティ番組作りの熱量がここ数年本当に勢いがあって、これからのリテイルビジネスはリテイルエンタテイメントになっていくことが必至だと思うのでそういった意味でもとても勉強になった自粛期間中でした」
昨今、韓国のエンタメは世界規模で話題になっています。
これは、自国内のマーケット規模が、ざっくり言って日本の半分(日本の人口が約1億2千万人なのに対して、韓国は約5100万人)しかない韓国が、国を挙げて戦略的に世界のマーケットを獲得しに行っている結果です。
映像の世界でいえば、ポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」が第92回のアカデミー賞で最多4部門を獲得しました(ポイントは、「国際長編映画賞(かつての外国語映画賞)」だけを受賞した訳ではない、という点です)。
音楽の世界では、BTSの活躍っぷりが有名です。
一方の日本はというと、、、
韓国よりも中途半端にマーケット規模があるせいで、まだ日本国内のみでウケることに軸足がのっていて、最初から海外を狙っていくというよりも、日本でうまくいったおまけで海外の評価がついてくる、みたいな感じになっている印象が否めません。
もちろん日本の中だけでビジネスが成立するのであれば、それはそれで決して悪いことではないと思うのですが、意識して日本の中だけ完結しているのか、それとも何も考えずにそうなってしまっているのか、では結果に大きな差が生まれると思うので、ここについては、自分自身含めて、もっと強く意識していきたいとな思っている今日この頃です。
さて、前置きが長くなってしまったので、「梨泰院クラス」についてのわたくしの感想は、次回、その2にまとめることに致します。
「梨泰院クラス」その2/2020年オンラインクリスマス会情報
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オーナー 望月沙織