さて今日は、2020年オンラインクリスマス会の際、Tさんがご紹介くださった2012年の韓流ドラマ「応答せよ1997」の、望月の印象に残った部分についてお話ししていきたいと思います。
その1・その2はこちらから
ソ・イングク主演「応答せよ1997」その1/2020年オンラインクリスマス会情報
ソ・イングク主演「応答せよ1997」その2/2020年オンラインクリスマス会情報
(1)1997年が懐かしい!
このドラマは、放映された現代(2012年)と、登場人物たちの思い出の時代(1997年)が行ったり来たりする構成になっています。
登場人物たちは、1997年当時、高校生なんですが、わたくしは彼らの設定とほぼほぼ同世代なので、1997年当時のものとして描かれるカルチャーをリアルに体験していて、いちいち懐かしくなりました。
なかでもびっくりしたのが、当時大流行した「たまごっち」が韓国でもブームを巻き起こしていたという事実で、登場人物の一人がたまごっちのウンチの世話をしていたので笑ってしまいました。
他にも、カセットテープや、そこからちょっと進化して、CDウォークマンを使ったり、最新鋭のものとして2つ折りの携帯電話が出てきたりと、今見るとなにからなにまで「古い」んですが、でもそんな「古くなったな〜」という気持ちを含めて、いちいち刺さりました。
(2)釜山が懐かしい!
ちなみにこのドラマの舞台は釜山です。
「懐かしい!」言えるほど、わたくしはそこまで釜山に馴染みがある訳ではないのですが、前回お話ししたロンドン時代のクラスメイトが釜山出身で、お互いに帰国した後、釜山で再会した事があります。
その時にこのドラマにも出てくる釜山の高速バスターミナルを使ったりしたので、「あーっ!あそこ、行った事ある!」と画面を見た瞬間、懐かしくなりました。
そして、わたくしのクラスメイトも「釜山の言葉は荒っぽいんだよね〜」なんて言っていましたが、そのことがよく劇中でも話題になっています。
釜山の訛りがネタにされていたり、「ソウルの言葉で喋るな!」と罵り合っていたりしていて、この辺り、韓国語がわかったらきっともっと楽しめるんだろうな、と思いました。
ちなみにソ・イングクとW主演のチョン・ウンジ演じるシウォンという女の子が威勢が良くて可愛いんですが、日本語だったら、関西弁をまくしたてているような感じのする、ちょっとハスキーな声の、ぽんぽんと小気味よくしゃべる姿がツボでした。
(3)ハッキリ元気な女性陣
そして何よりもいいな〜と思ったのが、女性陣がハッキリ元気に自己主張をするところ、です。髪の毛をつかむ取っ組み合いの喧嘩もします(笑)。
ここも日本の文化と大きく違う部分なのかもですが、シウォン(主人公)や、シウォンのお母さんを筆頭に、「やい!おまえ!」みたいな感じで、女性たちが、男性に対しても女性に対しても言いたいことをきっぱり言いまくる姿が本当に痛快です。
特にシウォンのお母さんの、家長的強権で娘を抑え込もうとする夫(シウォンの父親)に対してギャンギャン吠えまくり、どこまでいっても娘の味方でいようとするその姿は、このドラマの良心のような感じがして、すごく印象に残っています。
…ちょっとハッキリものを言おうとすると眉をひそめられる傾向の強い日本の中で窮屈な思いをしてきたわたくしにとって、彼女たちの姿は、ソ・イングクのキスシーン以上に心地よかったです(笑)。
ちなみにわたくしは最終的にはNetflixでいっきみをしましたが、GYAO!で第1話を無料試聴できるようなので、試しに観てみてください。
長く・熱くなりましたが、「応答せよ1997」については以上です!
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オーナー 望月沙織